カードローン一本化のセオリー。借り換えローンを選択する必要のある方
複数のカードローンを利用していて、より負担を軽く、そしてより金利を低くしたい。
そんな風に考えている方は後を立ちません。
なぜそういった構図が生まれてしまうのかと言うと
「以前に金利の高いカードローンを高額借り入れで利用してしまった」なんてパターンが多いのが現状です。
そういった方々が、ローンの見直しに借り換えローンを検討するのはとても自然な流れになりますし
むしろ今後の総返済額を考えたらかなり利口な手段とも言えます。
最近よく目にする広告で
「カードローンを1本化するのがオススメ」
「おまとめして利息を軽減しましょう。」
「今の業者から借り換えに最適」等
おまとめローンや借り換えローンで、このような謳い文句に惹かれて申込に至ったなんてケースも少なくないようです。
勿論、このおまとめローンや借り換えローンというのは、現状の負担を少しでも軽減する目的で存在していることは事実なのですが
とは言え、借り換えやおまとめを行った方の全てが現状より金利を抑えることが出来る。と思っていたらそれは大間違いです。
まず、おまとめローンに変更することでの成功例としては
借金を一本化したことでの
「金利軽減」「返済回数の軽減」このような利点が生まれます。
ただ、前記でお伝えしたようにこれは成功した方の例です。
成功例があれば、当然失敗例というのも存在します。
それは、現状の金利より高くなってしまった。という例です。
なぜこのような失敗例が生じるのかと申しますと
例えば仮にAから30万円、そしてB社から200万円づつそれぞれ借りていたとしましょう。
この方が、おまとめローンを利用しようとして金利14%のC社に借り換えを検討したとします。
これを12ヶ月で返済すると過程します。
※実際には、元金が230万円なので1年で総額完済するとなると少々返済負担は大きめですが
長くすればするほど、返済総額は増えてしまうので最低でもこのくらい掛かってしまうという指標を出してみたいと思います。
現状で、A社の金利が18%、B社の金利が11%とします。
そして借り換えローンを利用しようとしているC社が14%
A社で12ヶ月で30万円を返済=返済総額は330,044円
B社で12ヶ月で200万円を返済=返済総額は2,121,154円
2社の合計は2,451,198円
さて、ここで借り換え予定のC社で全て一本化してみましょう。
A社+B社=230万円 そして、利息分の合計は
これを金利14%にて、12ヶ月で返済してみましょう。
C社で12ヶ月で230万円を返済=返済総額は2,478,119円
なんと、借り換えない方がわずかですが返済総額が少なくなります。
A社 | B社 | C社 |
---|---|---|
330,044円 | 2,121,154円 | 2,478,119円 |
2,451,198円 | 2,478,119円 |
おまとめローンを利用することで必ず訪れるメリットとは。
例え、金利が高くついてしまったとしても
一応おまとめローンをしたことでのメリットは生まれます。
【毎月の返済回数というのを軽減できること】
これは、以外とメリットとしては大きいものになります。
返済においてもATM手数料を引かれてしまうと、それだけで負担になります。
そして月に数回も返済を行わなければならない場合、精神的・時間的負担にもつながります。
回数が増えることによってその分、管理も煩わしくなってきますのでそういった面で見てもメリットとしては大きいです。
実際にそのような理由によっておまとめローンを利用した方も少なくないようです。
さらに金利まで落とすことが可能であればいよいよ一本化しない手はないです。
借り換えを実行する必用がある方のパターン
ローンの借り換えというと、つい
ローン→ローン
このような構図が浮かび上がりますが
実際にはクレジットカード→ローン
少しグレーな金融業者→ローン
このような方も少なくないようです。
重要なのは、現状から変更することによって自身にとって本当にメリットが存在するかどうか。
ここがキーポイントになります。
それは金利なのか、はたまた金利的にはどっこいだが
返済回数を減らすことで負担を減らす方法を選択するのか
いずれにせよ、すべての方に言えるのは面倒なことはすくない方が良いですし
返済額は少ないに越したことはないということです。
収入に関する審査基準
おまとめローン・カードローンに申込みを行う場合に
全ての共通項目で必ず抑えておく項目があります。それが
【安定した収入があること】が前提条件となります。
収入が不安定な場合、やっぱり審査には落ちてしまう?
こちらに関しては
【月1回以上の収入】が前提となっており、この項目さえ抑えておければ問題なしです。
審査に落ちるケースとしては
2ヶ月に1回のペース・3ヶ月に1回のペース等、その感覚が不安定になってしまう場合、審査落ちになることもありますので注意が必要です。
金融業者 | 収入のペース | ||
2ヶ月に1回ペース | 3ヶ月に1回ペース | 半年に1回ペース | |
消費者金融A社 | O | △ | X |
信用金庫B社 | △ | △ | X |
地方銀行C社 | X | X | X |
メガバンクD社 | △ | △ | X |
ネット銀行E社 | △ | △ | X |
しっかり現状を前に進めるべく借り換えの心得
現在契約中の借入れの返済手数料(利息、金利)よりも低金利のカードローンを選択する
上限金利と下限金利を現在のローンと見比べて、上限金利の方が借り換え先が低いかどうかを見る
借り換えが成功した場合、月々返済額は現実的に返済可能な金額でなるべく高く返済して返済期間を短くする
借り換え中にさらに他社から借入れ等は出来たとしても絶対に手を出さないこと
非常に見極めが難しいところではありますが、月々の返済額をあまりにも下げ過ぎてしまうと
月々の負担自体は少ないのですが、その分当然返済期間は伸びてしまいます。
すると、知らない間に返済総額は増えてしまってます。
ですので、なるべく多く月々返済していきましょう。もちろん返せる範囲での設定でOKです。
心配な方はSMBCモビットやプロミスの公式から返済シミュレーションを活用してみることをオススメです。
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